すれ違った心のままで 向かう海辺
昨日 届いた呼び出しで 夢が覚める気がして
スタートラインで手をつないで
同じ歩幅で歩いたのに
振り向いた後ろが ボヤけたころ 迷って はぐれていた
こんなに早いさよなら 聴こえないふりしたけど
二人を包むビーチが 急かすように満ちてくる
あいまいな駆け引きだけじゃ 子供だまし
今 本気でぶつかってみても 後の祭りで
海沿いを走る電車を待つ 君の頬を滴り落ちる
切なげな涙が 胸の砂漠つかんで詰まってきた
こんなに大事な言葉 なぜ言えなかったんだろう
世界で一番好きだよと言える 今は照れないで
新しい時間が刻み始めている
この街にも雪が降る 空のホコリ落として
繋がったままのメールアドに
すがっている訳じゃないけど
本当の気持ちを 一度くらい伝えておきたいから
サラサラの砂流れる 胸の時計 返すよ
二人の違う旅路が 濡れて詰まらないように
こんなに大事な言葉 なぜ言えなかったんだろう
世界で一番好きだよと言える 今は照れないで
今日までありがとう
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